給料を前借りしたい場合、会社に相談しなければいけません。それはつまり、「お金に困っています」と会社に打ち明けることなので、正直、恥ずかしいことです。
しかし、恥ずかしい以前に、そもそも給料の「前借り」は法律で禁止されています。
会社が前借りに応じてしまうと、法律違反で罰せられる可能性があるのです。そのため、普通のまともな会社であれば、前借りの交渉に応じることはまずありません。勇気を出して相談しても、断られるのが当然なのです。
ちなみに「前借り」は違法ですが、すでに働いた分の給料を給料日より先に受け取る「前払い」であれば、法律で認められています。
しかし、この前払いの場合はあくまで「働いた実績」に応じた金額しかもらえないため、給料2〜3ヶ月分といった、まだ働いていない分を含んだ大きな金額を先に受け取ることはできません。
また、前払いにしても会社にとっては経理上の面倒な手続きになるため、結局は応じてもらえない可能性が高いでしょう。たとえ前払いを申請しても、お金に困っていることがバレた上で断られ、恥ずかしい思いだけが残る可能性も十分にあります。
結局のところ、前借りも前払いも、会社に相談するだけ無駄になる可能性が高いのです。
しかし、会社に内緒で、実質的に給料を前借りする方法があります。
【結論】消費者金融なら恥ずかしい思いをしないで前借りできる
その方法とは、消費者金融でお金を借りて、後々給料が振り込まれたら返済する、という形です。この方法なら、会社に相談する必要がないため、恥ずかしい思いをすることもありません。
「でも、消費者金融は金利が高いから損するだけだ」と思うかもしれません。しかし、その心配も不要です。
アコムやプロミスといった大手消費者金融は、初めて契約する場合に「30日間無利息」といったサービスを提供しています。
この期間内に借りて、給料が振り込まれた後に「繰り上げ返済」で全額を返済してしまえば、あなたは1円の利息も払う必要がありません。借りた金額をそっくりそのまま返すだけで、実質的な給料の前借りが可能になるわけです。
会社や家族にバレる心配も、もはや過去の話
消費者金融の利用で懸念されるプライバシーの問題も、今は解決されています。
申し込みはスマホで完結し、郵送物もなし
昔のように無人契約機へ行く必要も、自宅に契約書が郵送されてくることもありません。申し込みから借入、返済まで、すべてスマホ一つで、自宅にいながら誰にも会わずに完結します。
在籍確認の電話も原則なし
昔は契約時に、申告した勤務先に本当に在籍しているかを確認するため、消費者金融から会社に電話がかかってくることがありました。しかし、今の大手消費者金融は原則として、勤務先に電話することはないと明言しています。
万が一電話確認が必要になった場合でも、必ず事前に本人の許可を取ってくれるため、無断で職場に電話がかかってくることはありません。
取り立てが怖い?→暴力的な取り立てはあり得ない
長期間滞納した場合でも、怖いお兄さんが自宅や会社に怒鳴り込んでくるようなことは一切ありません。今は法律に則って督促状が送られ、最終的には裁判という形になります。
審査やリスクについての注意点
もちろん、誰でも利用できるわけではありません。審査やリスクについて、最後に解説します。
給料をもらっていれば審査は難しくない
消費者金融の契約には審査があります。しかし、あなたが正社員やアルバイトとして、どこかの会社に所属して働いているのであれば、審査に落ちることはそうありません。よほど最近働き始めた、あるいはすでに色々なところから借金している、というケースでない限りは、過度に心配する必要はないでしょう。
唯一のリスクは「長期滞納」だけ
消費者金融の利用で唯一気をつけたいのが、長期間滞納してしまうことです。数日のうっかりした滞納なら問題ありませんが、3ヶ月以上といったレベルの長期滞納をすると、その情報が個人信用情報に残ってしまいます。そうなると、将来クレジットカードやローンの審査に通れなくなるため、長期滞納だけは絶対に避けるべきです。
返済後の契約はどうする?
返済が終わっても、契約自体は残ります。今後お金を借りる必要がないなら、解約しても大丈夫です。また、いざという時のためにお守りとして契約を残しておくこともできます。その辺りは、あなたの状況に応じて臨機応変に選択すれば問題ありません。