家なし、携帯なし、仕事なし。この状態はかなり厳しいので、本来であれば公的機関のサポートを受けるべきです。生活保護なども検討するレベルです。
とはいえ、借金や自己破産歴がない場合は、自力でどうにかできる可能性も十分にあります。この記事では、そのための具体的な手順を解説します。
ステップ1:住所を確保する
まず、家がない、つまり「住所」がないという状態が一番厳しいです。何よりも先に、これを解決する必要があります。
一番最初に考えられるのは、実家の住所です。可能であれば、親族を頼り、住民票を移させてもらうのが最も手っ取り早いでしょう。
それが難しい場合は、自治体の「自立支援センター」などに相談することで、仮の住所を得ることができます。まずは公的なサポートも検討しながら、とにかく住所を手に入れるべきです。
ステップ2:身分証を確保する
住所が確保できれば、その管轄の役所で「住民票の写し」を入手できます。まずはこれが身分証代わりになります。
そして、最終的に目指すべきは「マイナンバーカード」の取得です。役所で申請すれば、約1ヶ月で入手できます。これを手に入れれば、身分証としてあらゆる場面で活用できるようになります。
ステップ3:携帯を契約する
住所と身分証さえあれば、携帯の契約は難しくありません。過去に携帯料金を滞納して強制解約された経験さえなければ、審査は問題なく通るはずです。
しかし、契約後の月額料金が厳しいと感じるかもしれません。その場合は、auの格安プラン「povo」であれば、月額料金0円で携帯回線を維持できます。
つまり、無料で携帯番号を入手できるわけです。ネット回線は「トッピング」というオプションを購入しないと利用できませんが、通話自体は従量課金で利用可能です。
もちろん、利用するにはスマホ本体が必要ですが、これは中古市場で安いものを買えば何とかなります。
ステップ4:銀行口座を開設する
携帯を入手できたら、次に銀行口座を開設しましょう。
ネットバンクであれば比較的簡単に口座開設できますし、ATMの利用手数料が月数回無料になることが多いのでおすすめです。
ステップ5:仕事を見つける
住所、身分証、携帯、銀行口座。これらが揃えば、仕事を探すのは難しくありません。
ハローワークへ行くのが基本パターンですが、そうでなくても、スマホアプリの「タイミー」などのスキマバイトアプリを利用すれば、履歴書の提出や面接なしで仕事を始めることができます。
まずはこういったスキマバイトで少しずつ働き、定期的な報酬を得られるようになれば、ちゃんとした家を借りて一人暮らしをすることも可能になるはずです。
最後の手段:消費者金融の活用
ここまでのステップをクリアし、収入さえ得られるようになれば、消費者金融でお金を借りることも可能になります。
もちろん、金利がつくので返済が大変になるリスクはありますが、大手消費者金融は初めて契約する場合に「無利息期間」を適用してくれます。
契約日の翌日から30日間は利息が発生しないため、この期間をうまく活用すべきです。
まずお金を借りて当座の資金とし、30日以内にタイミーなどで働いて得た報酬で全額返済する。これを実行すれば、実質的な給料の前借りのようなことも可能になります。
スキマバイト専門の申込方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
タイミーでもお金を借りられる!消費者金融カードローンの選び方と審査のポイント
結論:自力での再建は可能。でも、公的機関を頼るのが一番
家なし・携帯なし・仕事なしという状態から自力で社会復帰することは、この記事で紹介した手順を踏めば可能です。
しかし、日本は公的機関のサポートが充実しています。変なプライドは捨てて、そういったものをしっかり利用した方が、きちんと社会復帰できる可能性は高いです。支援を受けることは、全く恥ではありません。
いろんな人に相談しながら、再建の道を進めていくのが一番良い道です。