そもそも、給料の「前借り」は法律で禁止されています。
そのため、あなたがどれだけ「前借りさせてください」と会社にお願いしたところで、法律違反になるため、まともな会社であれば応じてくれる可能性はほぼありません。
断られるのが当然です。これは会社がケチといった問題ではなく、法律の問題なので、受け入れるべきです。
「前借り」と「前払い」は違う
「前借り」は違法ですが、「前払い」は法律上可能です。しかし、この2つは全くの別物です。
- 前借り（違法）
- まだ働いていない未来の労働分を、前倒しで受け取ること。「給料3ヶ月分を先にください」といった要求はこれにあたります。
- 前払い（合法）
- すでに働いた実績のある労働分を、給料日より前に受け取ること。例えば時給1,000円で30時間働いた実績があれば、その3万円分までなら理論上は可能です。
しかし、この合法である「前払い」にしても、会社にとってはイレギュラーな経理手続きが面倒なため、応じてもらえる可能性は低いのが現実です。
このように、会社に給料を前借り・前払いしてもらうのは厳しいのが現実です。
しかし、実質的に前借りする方法はあります。
結論：消費者金融を活用して、実質的に前借りする
その方法とは、消費者金融を活用することです。
消費者金融でお金を借りて、後々振り込まれた給料で返済する。そうすれば、実質的に前借りしたのと同じことになります。
しかし、「金利が高い」「手続きが面倒」「会社や家族にバレるのが怖い」「取り立てが怖い」といったイメージがあるはずです。ですが、そのイメージはもはや過去のものです。
大手消費者金融は、初めて契約する場合に「30日間無利息」のサービスを提供しています。
これは、契約日の翌日から30日間など、一定期間は利息が一切発生しないという仕組みです。この期間内に借りて、給料が振り込まれた後に全額返済すれば、あなたは1円の利息も払う必要がありません。
金利という最大のデメリットを受けることなく、ただ給料を早めに受け取ることができるわけです。
消費者金融の「怖い・面倒」は過去の話
金利以外の「怖い」「面倒」といったイメージも、今の大手消費者金融には当てはまりません。
手続きは面倒？→スマホで完結し、郵送物もなし
昔のように無人契約機へ行く必要も、自宅に契約書が郵送されてくることもありません。申し込みから借入、返済まで、すべてスマホ一つで、自宅にいながら契約することが可能です。家族にバレる可能性も非常に低くなりました。
会社にバレるのが怖い？→在籍確認の電話も原則なし
昔は当たり前だった在籍確認の電話も、今の大手は原則として行いません。万が一電話確認が必要になった場合でも、必ず事前にあなたの携帯に「電話をかけてもいいか」と相談があります。無断で職場に電話がかかってくることはありません。
取り立てが怖い？→暴力的な取り立てはあり得ない
長期間滞納した場合でも、怖いお兄さんが自宅や会社に怒鳴り込んでくるようなことは一切ありません。今は法律に則って督促状が送られ、最終的には裁判という形になります。
そもそも審査に通るのか？
消費者金融の契約には審査が行われます。普通に仕事をしていて、勤め先から安定した給料を得ている状態であれば、審査に落ちることはそうありません。
しかし、すでに他の会社から色々借りている、という場合は審査に落ちる可能性があります。
唯一のリスクは「長期滞納」だけ
消費者金融の契約自体に、デメリットはありません。
唯一のリスクは、返済できずに長期間滞納してしまうことです。
長期滞納をすると、その情報が個人信用情報に記録され、将来クレジットカードや各種ローンの審査に通れなくなります。
逆に言えば、長期滞納さえしなければ全く問題はありません。「次の給料で確実に返せる額だけを借りる」というルールを守れば、このリスクは回避できます。
給料の前借りを会社に断られたとしても、それは仕方のないことです。この方法を使えば、誰にも迷惑をかけず、自分一人の力で、合理的に問題を解決できます。用が済んだら、契約を解約してしまっても全く問題ありません。
